生活習慣の改善が重要

ニキビの原因は生活習慣にあるので生活習慣を改善することが大切です。睡眠不足は健康に悪影響を与えますが、ニキビにも悪影響を与えます。睡眠不足でターンオーバーが遅れてしまい、古い角質が蓄積して毛穴がつまりニキビができます。睡眠中に成長ホルモンが分泌されてターンオーバーが促されるので、夜は早めに寝るようにして、せめて7時間くらいの睡眠時間は確保しましょう。

睡眠の質と時間帯も重要です。成長ホルモンが活発に分泌されるのは、睡眠に入ってからの最初の深い睡眠です。ターンオーバーが促されるのは22時から2時までの間です。そのため、22時から2時までの間に質がよい睡眠をとることがポイントになります。

ストレスを感じると胃が痛くなるなど不調を感じることがありますが、ニキビもストレスとの関係があります。ストレスを感じると自律神経のうち交感神経が活発に働きます。交感神経が優位になると男性ホルモンの分泌が促されます。男性ホルモンには皮脂分泌を活発にする働きがあり、男性ホルモンが増えることで過剰に皮脂が分泌され、毛穴をつまらせてニキビを作ります。ストレスはコルチゾールというホルモンも分泌させます。コルチゾールには男性ホルモンを刺激する働きがあり、男性ホルモンによって皮脂分泌が活発になります。ストレスをなくすことは難しいので、自分なりのストレス解消方法を見つけてみましょう。ゆっくり深い呼吸をすることでもリラックスできます。

エステやクリニックも

なかなか治らない場合は、エステやクリニックの力を借りるのもよいでしょう。たかがニキビで通うのも恥ずかしいと思うかもしれませんが、繰り返しニキビができると、炎症によって色素沈着やクレーター状のニキビ跡ができてしまいます。真皮にまで達したニキビ跡はセルフケアでは治らないので、ニキビ跡を残さないためにも早めのケアが重要です。

クリニックでは主に外用薬、内服薬、面皰圧出などでニキビを治します。ニキビの状態によって治療方法は異なります。抗生物質の外用薬は悪化した赤ニキビに使用されることが多いです。ニキビの原因菌を殺菌して炎症を鎮めます。抗生物質以外の外用薬ではディフェリンゲルやトレチノインがあり、毛穴のつまりを取り除いたり、毛穴をつまりにくくします。ニキビの炎症が重度の場合は抗生物質の内服薬で治療をします。ストレスなどの影響で男性ホルモンが増えて、女性ホルモンとのバランスが崩れている場合は、ホルモン剤の内服薬での治療方法があります。

面皰圧出は、専用の器具で毛穴にたまった皮脂を取り除く方法です。たまった皮脂を取り除くことで、ニキビの治りが早くなったり繰り返しできにくくなります。方法は、消毒をしニキビの先端に穴を開け、専用の器具で皮脂を出します。医師がニキビの状態を見ながら行うので自己流とは違います。

してはいけないこと

ニキビができると気になって触りたくなりますが、これはやってはいけない行為です。ニキビを触ると悪化したり、ニキビ跡ができてしまいます。手には雑菌が付着していることが多く、その手でニキビを触ると汚れで毛穴がつまり、炎症が悪化します。消毒した針でつついてニキビを潰す方もいますが、素人が安易に触ると危険です。皮膚の組織を傷つけてニキビ跡ができる恐れがあります。ニキビを潰すときには強い力がかかり、強い力によってメラニンの生成が促されて、色素沈着を作ってしまいます。

ニキビを隠すためにマスクをしている方もいるかもしれませんが、できればマスクは避けるようにしましょう。なぜならば、マスクが肌に触れて刺激となり、肌の力が低下します。ニキビができて肌の力が低下しているのに、マスクをすることでますます肌の力が低下して、結果、アクネ菌に対抗する力が弱ってしまい、ニキビの治りを悪くします。さらに、マスク内は高温多湿になり菌が繁殖しやすい状態になっています。

皮脂を落とすために、1日に何度も洗顔をおこなうことも避けましょう。肌を清潔に保つことは大切ですが、大人ニキビの原因は乾燥です。脂性肌も肌内部は乾燥しています。何度も洗顔をすると肌に必要な潤いが奪われてしまい、乾燥してニキビができやすい状態になります。ニキビ対策には保湿を心がけ、皮脂のバランスを整えることや肌のバリア機能の回復に努めましょう。

大人ニキビの原因とは

思春期のニキビとは違った感じのニキビが顔にできるのを感じたことがありませんか。生理前にできるもの、口やあごの周りにできるもの、常に繰り返してできるものなど、これらは大人ニキビです。これは思春期のものとは違った原因でできます。

思春期のニキビの原因は、成長ホルモンによる過剰な皮脂分泌です。額から鼻にかけてのTゾーンにできやすく、ギトギト油っぽいことが特徴です。大人ニキビの原因は古い角質がたまることと肌の乾燥です。

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は約28日周期ですが、肌代謝が悪くなるとターンオーバーが遅れるようになり、古い角質が蓄積して毛穴をつまらせます。ターンオーバーが遅れると肌は乾燥し、乾燥によって角質が厚く固くなって、さらにできやすい状態になります。毛穴の出口がふさがれた毛穴の中ではアクネ菌が繁殖し、アクネ菌による炎症でニキビができます。

ニキビができる原因は日常生活にあります。寝ている間は成長ホルモンが活発に分泌されて肌の修復が行われています。夜更かしをすると肌の修復がしっかりとできないため、角質がたまってしまいます。自律神経も乱れて過剰な皮脂分泌を招き悪化させることになります。偏った栄養も大人ニキビの原因です。栄養が不足するとターンオーバーが乱れるし、脂肪分や糖分を過剰に摂取するれば皮脂分泌が活発になります。無理なダイエットで食事バランスを崩すとニキビができやすくなります。ほかには、外食が多かったり、インスタント食品ばかり食べている方も注意が必要です。